メンバーズ・トーク

2025/07/06 11:44

良い写真家の要素とは。
その一つは謙虚さだと私は思います。
Xで以前からフォローしていた、野鳥を撮るのが好きなアマチュア写真家さんが、仕事の忙しさから久しぶりに撮影され、見事な野鳥写真を投稿されていました(私は残念ながらネイチャー写真のなんたるかの見識は持ち合わせていません)。素晴らしい写真だと思いますと返したところ、「いえいえ!たまたま運が良かったです」とお返事を頂きました。
もちろん、色々な準備をされて、設定や構図も考えて、撮られていることはもちろんなのですが、こうした謙虚な姿勢こそ、良い写真家の要素なのではないかと私は思うのです。
今から随分前にニコンカレッジである先生が、「写真は偶然」と仰っていました。そういう姿勢も必要だなと思った出来事でした。

7件のコメント (新着順)

このたびは、素晴らしいご意見をお寄せいただき、誠にありがとうございます。

「良い写真家」とは、「良い写真が撮れる人」では無いかと思います
では、「良い写真とは何か」という問いは、非常に奥深く、簡単には答えが出せない難しいテーマかと存じます。
私なりの考えになりますが、良い写真とは、まず何よりも「作画意図」が明確であること、そして「主役と脇役」の関係性がしっかりと表現されており、画面内に“邪魔者”が存在しないことが基本ではないかと思っております。

そのうえで、「意外性」や「対比」、「瞬間性」、「光と影の演出」、「物語性」、「美しさ」、「時代性」などの要素が加わることで、より豊かな写真として昇華されていくのではないでしょうか。
良い写真を撮るためには、謙虚な姿勢を持ち、人からの助言や意見に素直に耳を傾けることが大切だと、私も深く共感しております。
そうした姿勢こそが、作品の質を高め、より素晴らしい一枚へとつながっていくのだと思います。
そして、その積み重ねが、やがて「良い写真家」への道を築いていくのではないでしょうか。
このテーマは本当に尽きることがなく、お酒を交えながら語り合えば、一晩中でも話が尽きないほど興味深い話題ですね。
これからも、お互いに写真を心から楽しんでまいりましょう。


makoto_i
2025/07/09 13:54

かどちゃんさん。
コメント本当にありがとうございます!
さすがはニッコールクラブ事務局の方。写真に対するしっかりとした見識をお持ちなのですね!
素晴らしいと思います!
かどちゃんさんの文章を保存して、繰り返し読んで、反芻したいと思います!
いつかこちらに書かれたことを身につけ、良い写真家になれるよう、頑張ります!
貴重なご意見ありがとうございました!

早速のご返信、誠にありがとうございます。
また、過分なお褒めのお言葉を頂戴し、心より感謝申し上げます。

私自身、写真や機材に対する関心が深く、こうした話題を肴にお酒をいただく時間がとても好きでございます。
ぜひご一緒に、写真の世界を存分に楽しみましょう。
その先にこそ、「良い写真家」としての在り方が見えてくるように感じております。

私も今後さらに謙虚な姿勢を忘れず、日々精進してまいります。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

makoto_i
2025/07/07 14:31

皆様、コメントありがとうございます!
様々なお考えや思いに接し、大変勉強になっております。
私は「写真をやる」「写真を撮る」なら、そのことで人生を豊かにし、豊かな人間性を育みたいなと思っております。
私は自分の事を写真家とはまだ呼ぶことははばかれますが、写真をやるものの、写真を撮るものの気構えとして「謙虚さ」を忘れずにいたいなと思いました。そのことはきっと人として大事なことで、豊かな人間性を育んでいくことに寄与すると考えています。

Ryo Dobon
2025/07/06 21:02

makoto_iさん、こんにちは。

まとめるのは難しいですが、私は写真家の方々の「考え方」を読んだり聞いたりするのがすきなのですが、良い写真家、というよりも「良い作品を創るためにはどうしたらいいのか」ということなのかなぁ、と、そういう人たちの言葉を聞いて、よく思います。

自分の眼でみて「よい」と思っても、鑑賞する人がそれに「共鳴」「共感」しなければ、良い作品とは言えないのではないかと思っています。そういった意味で、私はこのPHOTO HUBで何人かの先生が「伝えることの大切さ」を言われていることに、とても強く反応している今日この頃です。

つまり、自分だけがいい、と思うのではなく、それを冷静に、客観的に、その出会ったシーンを観察することが大切ではないかと思うのです。makoto_iさんのおっしゃる謙虚さは、これには必須だと思います。
写真を撮り始めたころは、なりふり構わないこともありましたが、最近は結構、いったん立ち止まってその場を見ることが多くなったように思います。

自分の眼で見た視線ではなく、他の人が見た視線をどれくらい想像できるか、ということもあるのかなぁ、と思います。そう思い始めたのは、とある写真家の方の本を読んだ中に、「世阿弥」の説明が書いてあったからでした。

『観客席から見る演者の舞姿は、演者自身の眼を離れたよそからの見方であり、それに対して、演者自身の眼で見る自己の姿は、主観的な「我見」であって、客観的な「離見」ではない。「離見」という客観的な見方で見るということは、すなわち観客と同じ心で見ることであって、そうすれば自分の舞姿を見極めることができる。』(圓井義典著「現代写真の系譜」より引用)

なんか、いまいちまとまり悪くてすみません。伝わりにくいですよね。いやそれは違うだろう、ということもあるかもしれませんし、makoto_iさんへの答えになってないかもしれません。
その辺が、私が「良い作品」を出せてないことにつながるんだよな~と思っています汗

makun
2025/07/06 20:48

makoto_iさん、興味深いお話しありがとうございます。きっと写真のみならず人生全般に言えることなんでしょうね。私などは自分に甘いもので、恥ずかしくなります。(^^;

山根修一
2025/07/06 18:46

初めまして。
どうしたら写真が上手くなるのかなと会報誌のサロンド
フォトコンでよく載っている方、上手いニッコールクラブ支部の方の写真展に行ったり、
お会いする機会が増えて実際にお話をすると皆さんお会いしたらとても素敵な方
ばかりで大きなコンテストで大賞を取っていたので「凄いです。いつもさすがですね」と
話したら「運が良かっただけです」とか「写真の神様が降りてきたので」とか
言ってましたが、でも、一緒に撮る機会があったり、行動を聞いたら
写真に対する姿勢や努力はビックリします。
地元で多いのですが長年写真を撮っているからなのか
威張ったり、自分の考えを押し付けたりしてる方がいますが
ハッキリ言って写真が上手く無く、お山の大将です^^:
写真は自分自身を写り出すのをつくづく実感してます。



Hachiro
2025/07/06 14:39

私もヘタな撮影を70年近くやっておりますが、他人の評価は別として、自分で良いのが撮れたと思うのは、やはり偶然の出来事が大半ですね。特にネイチャーは相手があってのことで、自然は気ままで人間がコントロールできるものではありません。自然に合わせて静かに流れに同化して一緒に動く。しかしいつ何が起こるか分からないので、あらゆる事態を想定してカメラと心をスタンバイしておくことが大事だと思いますが。現実は殆ど何も起こらず全くチャンスはありません。謙虚位の気持ちは誰でも持てますが、それは度甘いものではないと言うことですね。ひたすら真剣に待つのが大事で、一緒に撮影に出ると直ぐ「飯を食べようか」とは辛抱できない方が多いこと。或いは最近「パソコンで消したらいいやん」とかレタッチが当たり前のように口にされる方がいますが、何もせずそのまま出せる撮影が基本で、そうありたいと思っています。

フィルム時代は主に夕景・夜景をやってました。今は野鳥やスナップをやってます。
そこで私もやっぱり「写真は偶然」と思っています。
技術的なことは置いといても、その場に居ないことには撮れませんからね。偶然に出会う努力をしている人はその苦労を知っているからこそ謙虚なのかもしれませんね。