メンバーズ・トーク

2026/07/07 15:47

令和8年7月6日に特開2026-112091号公報で公開されたニコンの特許出願(特願2024-227685)は、ライブビュー画像が表示部に表示されない期間の発生を抑制することを課題としている。

第1実施形態によれば、撮像素子21は、光電変換部62Aと光電変換部62B~62Dとを有する画素51と、光電変換部62Aに蓄積時間T1で電荷を蓄積させ、光電変換部62B~62Dに蓄積時間T1よりも長い蓄積時間T2で電荷を蓄積させる駆動制御部43と、光電変換部62Aに蓄積された電荷に応じた光電変換信号を出力する第1垂直信号線52Aと、光電変換部62B~62Dに蓄積された電荷に応じた光電変換信号を出力する第2垂直信号線52Bと、を備える。

これにより、光電変換部62B~62Dが静止画像用の電荷を蓄積している間も、光電変換部62Aは、ライブビュー画像用の電荷の蓄積及び光電変換信号(画素データ)の出力を行えるので、表示部24にライブビュー画像が表示されない期間(ブラックアウト)が発生することを抑制することができる。

本実施形態では、レリーズボタンが全押しされたとき(撮像指示が入力されたとき)の撮影条件に応じて、各画素51の光電変換部62B~62Dからの画素信号の読出し方法や、画素データを用いた静止画像データの生成方法を異ならせる。

例えば夜景など低照度下においてレリーズボタンが全押しされた場合には、撮像素子21(垂直駆動部42)は、信号Tx_B、Tx_C、Tx_Dを同時に転送部63B、63C、63Dにそれぞれ入力し、光電変換部62B~62Dにおいて時間T2で蓄積された電荷をフローティングディフュージョン65Bに同時に転送する。これにより、フローティングディフュージョン65Bにおいて、光電変換部62B~62Dに蓄積された電荷が加算される。加算された電荷に応じた光電変換信号は、第2垂直信号線52Bを介して信号処理部45に読み出される。

一方、例えば日中屋外など高照度下においてレリーズボタンが全押しされた場合には、撮像素子21(垂直駆動部42)は、信号Tx_B、Tx_C、Tx_Dを転送部63B、63C、63Dにそれぞれ入力するタイミングを異ならせる。これにより、光電変換部62B~62Dに時間T2で蓄積させた電荷に応じた光電変換信号が、異なるタイミングで第2垂直信号線52Bを介して信号処理部45に読み出される。

2件のコメント (新着順)

むむ、これはニコンさんの他社防衛的な出願ですかね🤔

これは権利化はもちろんのこと、出願そのものに意味がありそう、と思いました。

これにより、Zミラーレスのブラックアウトフリーはニコンさんだけのものになるのかな?😉と加えて思いました。

やるなぁ!Nikon👍
「ファインダーの見え方は、他社の追従を許さない。」

だとしたら、その心意気が嬉しいです。

ガッキー
2026/07/07 16:13

この特許でどんなことが期待できそうですか?


上平修三
2026/07/07 17:38

ライブビュー画像用の光電変換部は、静止画像用の光電変換部よりも短い時間で電荷を蓄積して、光電変換信号(画素データ)を出力するように構成したことにより、静止画像用の光電変換部が静止画像用の電荷を蓄積している間も、ライブビュー画像用の光電変換部は、ライブビュー画像用の電荷の蓄積及び光電変換信号(画素データ)の出力を行えるので、
静止画像に悪影響を与えることなく、表示部にライブビュー画像が表示されないブラックアウトの発生を抑制することができます(ライブビュー画像が滑らかになります)。

また、画素に静止画像用の光電変換部を複数設けて、暗い環境では、複数の静止画像用の光電変換部に蓄積された電荷を加算して、一つの光電変換信号(画素データ)を出力し、明るい環境では、複数の静止画像用の光電変換部からタイミングをずらして、それぞれの光電変換信号(画素データ)を出力するように構成したことにより、
暗い環境では、高感度になり、明るい環境では、暗い環境の場合よりも画素数が増えたようになって、高解像度になります。

ミラーレスカメラ情報
https://mirrorless-camera.info/rumor/nikon-rumor/56446.html
でも、解説されています。

ガッキー
2026/07/07 17:52

なるほど!そのサイトを見れば良かったんですね。
ありがとうございます。

もう一つ、教えてください。
Z9 / Z8 では EVF のブラックアウトフリーが実現できているので、ライブビュー表示が途切れることはないのかなと思っていますが、この特許が応用されると、わかりやすい部分でどんな恩恵が受けられそうですか?

最新情報に詳しい上平さんのお考えを伺ってみたいです。

上平修三
2026/07/07 19:13

コメント、ありがとうございます。
よそのサイトの記載内容を、下手に引用すると、問題があるので、ニコンの特許出願を探して見付けた特開2026-112091号公報の記載内容を基に、最初の投稿をしました。
Z9は、デュアルストリーム技術によって、Real-Live Viewfinderを可能にしていますが、暗い環境の場合では、ライブビュー画像がコマ送りのようになります。
Z9のReal-Live Viewfinderのメカニズムの説明図を見ると、画素の光電変換部から出力される光電変換信号(画素データ)を2つに分けて、静止画画像データとライブビューデータとに個別に同時処理しているのではないかと思います。
今回、ニコンが特許出願した発明は、画素に、静止画像用の光電変換部とライブビュー画像用の光電変換部とを別々に設けて、ライブビュー画像用の光電変換信号(画素データ)を静止画像用よりも短いサイクルで出力するように構成した点が新しく、この発明がミラーレスカメラに適用されると、Z9のデュアルストリーム技術よりもライブビュー画像が滑らかになると思われます。

ガッキー
2026/07/07 20:36

いやいや博識でらっしゃいますね!
コメントでそう示していただけると、無知な私でも理解できそうです。ありがとうございます。

公報番号を示していただいていたので、私も内容を見てきました。
グローバルシャッターに及ぶ記載もあったので、いつか出るであろうグローバルシャッター搭載機の登場にも期待したいと思います。

上平さんの最初の投稿とコメントで文体がまるで異なっていたのは、公報の該当部分をコピーされていたからですね。ただ、この引用は PHOTO HUB のガイドラインから外れる恐れがあります。僭越ながらコミュニティガイドライン( https://photohub.nij.nikon.com/guideline )に【引用のルール】があります。最新のニュースをよく投稿されるとお見受けしておりますので、改めてご確認ください。