【イベントレポート】12/14 風景サークル オンラインセミナー
風景サークル オンラインセミナー「三好和義先生と撮る 神奈川・洒水の滝」作品講評 |
12月14日(日)19時より、風景サークルのオンラインセミナーを開催いたしました。
作品講評ということで一点一点じっくりと三好先生に講評いただき、最後に三好先生の作品もご紹介いただきました。
■やすぅさんの作品はこちら

洒水の滝へ向かう際、お寺に続く階段を撮影された一枚です。三好先生からは「普通はあまり撮らない被写体だと思いますが、茶色くなった落ち葉にピントが合っていて、背景のボケも活かされています。渋く、重厚感のある作品ですね」との講評がありました。
■源間さんの作品はこちら

三好先生「全体的に落ち着いた色調で、作品全体が良い雰囲気に仕上がっています。みかんの作品は、背景に瓦屋根が写っているでしょうか。よく見るとみかんが映っていて、面白い作品になっています。さらに良くするためには、ボケの大きさを選びながら構図を工夫すると良いでしょう。また、日の丸構図になっているので、左側や下側をトリミングするとよりバランスが良くなるかもしれません」とアドバイスをいただきました。

三好先生「あの時、特に美しいと感じたのは川の水面に映り込む色合いです。こうした水面の映り込みの美しさに気付くのは、写真を撮っている人やカメラを持っている人ならではの感覚だと思います。普通に歩いているだけではなかなか気付かないものです。この作品は、キラキラとした水の質感もよく表現されていて、とても良いと思います。」
■遠山のタケさんの作品はこちら

洒水の滝の近くにあった小さな手水鉢のような場所を、スローシャッターを使って撮影されています。
三好先生「自然の中にある手水鉢のような雰囲気や、そこに生えている苔、水が零れ落ちる様子、濡れた岩の質感などが巧みに表現されていて、「こんなものが庭にあったらいいな」と思わせる存在感のある一枚です。欲を言えば、右側に流れている水がもう少し見えても良かったかもしれません」
タケさんから「滝の裏側が真っ黒になってしまっていますが、現像時に明るくするべきでしょうか?それとも黒く潰してしまうべきでしょうか?」という質問がありました。
三好先生からは、「パソコン上で見る分には問題ありませんが、プリントする場合は、黒く潰すよりもシャドー部分を少し明るくするか、部分的に覆い焼きをしてみてください。このくらいのスペースであれば無理に明るくしなくても良いですが、目で見えているものなので、適度に明るさを出した方が良いかもしれません。ただし、明るくしすぎると画面が平坦になってしまうので、ほどほどに調整するのが良いでしょう」とのアドバイスがありました。
🖼️三好先生の作品紹介🖼️
最後に三好先生が撮影された作品をご紹介いただきました。

この作品は、ワークショップのロケハンで6月に撮影されたものです。季節が変わると、自然が見せる表情も変わり、趣深い光景になります。

この作品は、12月14日のオンラインセミナー当日に撮影されたものです。三好先生の予想よりも雪が少なく、また改めて訪れたい場所とのことです。他の撮影者がいなかったため、非常に静かな空間だったそうです。

次回のワークショップ撮影地となります。オンラインセミナー後、満員となりました。誠にありがとうございます。三好先生曰く「全国の竹林を訪れたが、ここが一番自然で美しかった」とのことです。今回残念ながら参加が叶わなかった方も、機会があれば訪れてみてはいかがでしょうか?ご参加いただく皆さま、どうぞお楽しみに!
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(イベントは別途参加費がかかることがあります)
風景サークル 今後のスケジュール
📷ワークショップ📷
日程・場所 2026年1月24日(土)11:00 ~ 14:00(受付10:45~)
『三好和義先生と撮る 岐阜・かぐや姫の散歩道』満員御礼🙇♀️
