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【イベントレポート】11/9 スナップサークル オンラインセミナー

スナップサークル オンラインセミナー

イルミネーションスナップ

11月9日(日)10時から、スナップサークル オンラインセミナーを開催しました。
今回の内容は「イルミネーションスナップ」です。
熊切先生にイルミネーション撮影のテクニックと夜景スナップの撮り方について、解説していただきました。

12月に予定しているワークショップもあり、今回は六本木ヒルズと六本木ミッドタウンのイルミネーション撮影ポイントを、熊切先生が撮影した作品を拝見しながらセミナーが進みました。

撮影時の設定(露出、ホワイトバランス、シャッタースピードなど)について詳細な説明があり、これから撮影シーズンに向けた貴重なアドバイスをたくさん教えていただきました。

■イルミネーション撮影テクニック
  ・ LEDイルミネーションの撮影ではフリッカー低減機能が役立つ
メンバーズトークの投稿記事を参考にしてください)
  ・ 絞り値とボケ味のコントロールが重要
  ・ 前ボケと後ろボケを使い分けて立体感を出す
  ・ イルミネーションにピントを合わせすぎると電球の形が目立ちすぎるため、少し後ろにピントを置くと柔らかい印象になる

イルミネーション撮影では開放気味の設定が効果的で、全体のキラキラ感を表現するには全ボケも有効な手法ですね、とお話いただきました。
いろいろな撮影に挑戦し、ステキな表現が見つかるとうれしいですね。

絞ってクッキリとイルミネーションを表現したカット
開放気味にして、シルエットの表現 イルミネーションは玉ボケしてボリュームが出る

■夜の街スナップ撮影
イルミネーション以外の夜の街の撮り方についても、熊切先生の視点で撮影された作品を拝見しながらお話していただきました。
   ・ 工事現場の白い壁の反射など、町の光を活かした撮影方法
   ・ 看板やマネキンなどと人の目線を絡めた構図の作り方
   ・ シルエットを活かした撮影では、明るい部分の前に人物を配置する
   ・ 携帯の画面の光を使って人物の顔を照らすテクニック
   ・夜の街では光と影のコントラストを活かしながら、人物を入れることで瞬間性や季節感を表現できる
走っている車のボディの反射などにも目を配りながら、撮影されているという熊切先生。
今回のセミナーでもたくさんの作品を紹介してくださり、大変勉強になりました。

モノクロ作品と思わされるカラーの作品

後半は、イルミネーションスナップや夜スナップに関する質問を受け付けました。

 Q:今回拝見した作品の撮影データを教えてください。

熊切先生:感度は基本的に1600で撮影しています。
※撮影している環境がまったく同じではないから、まったく同じように撮影できるわけではないですよ。と前置きされました。

東京タワーの撮影データ           感度1600、シャッタースピード1/100、F2.8、露出補正-1
Q:暗い場所でのフォーカスの合わせ方

熊切先生:同じ距離の物体で置きピン(フォーカスロック)して撮影すると成功率があがると思うので、ぜひ試してみてほしいです。

Q:クロスフィルターやスノーフィルターの使用について

熊切先生:イルミネーションが少ない場所では効果的だが、多い場所ではうるさくなる可能性があるので、バランスを見ながら使用してほしい。表現は自由なのでいろいろ挑戦して、自分の好みを見つけてほしいです。

 熊切先生、今回もたくさんの作品と共に、さまざまな気づきを教えてくださりありがとうございました!これからより一層寒さも増していきますが、防寒対策しながらキラキラ輝く華やかな街に繰り出してイルミネーション撮影を楽しみたいですね。
次回のスナップサークルオンラインセミナーもお楽しみに!!

 

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