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【イベントレポート】7/13 スナップサークルオンラインセミナー

スナップサークル

初参加 大歓迎!スナップ相談室

7月13日(日)にスナップサークルのオンラインセミナーを開催しました。今回は「初参加大歓迎!スナップ相談室!」と題し、当日参加された方々や事務局からの質問、疑問に対して、熊切大輔先生の視点からスナップ写真の特徴と撮影方法について解説していただきました。また、構図やスナップ作品の発表の仕方として組写真の重要性のお話もしていただきました。参加された方々は新たな気づきを得られたのではないでしょうか。
写真の想像力を引き出す方法や、フォーカスモードの選択など、具体的な撮影テクニックについても解説がありました。参加者からの質問に答える形で、さまざまな撮影状況での対応方法や機材の使い方についてもお話いただきました。

めったに聞けない貴重なお話を引き出した!? 熊切先生とスタッフのれじぃ

【スナップと他の写真ジャンルとの違いは?】
スナップ写真の特徴と撮影方法について解説いただき、スナップ写真は他のジャンルと明確な境界線がなく、人々の生活や文化を捉えた瞬間性が重要であるとお話いただきました。
「人を生かすこと」を中心に、光や影などの要素を組み合わせて面白い写真を作り出すことを重視している。撮影中は成功や失敗をあまり考えすぎず、あとからセレクトしていて、「これは使えるな!」と気づくこともあるため、固定概念にとらわれずに撮影してほしい。

【ハイライト重点測光を丁度よく使うためのコツは?】
合う被写体、合わない被写体があり、環境によっても変わるため、測光モードは限定せずに撮影するほうが撮りやすい。マルチパターン測光で平均値により、露出補正で微調整することで充分。コントラストの強い日のシチュエーションなどでも有効だったと気づいた。いろいろな発見を実験のように試しながら撮影を楽しんでもらいたい。
ハイライト重点測光…ステージ上での撮影とかで、一か所が明るいようなシチュエーションで有効高輝度の光源がある場合や主要被写体より背景の輝度が高い(明るい)場合など、主要被写体がアンダーに写ることがあります。 ※ハイライト重点測光が搭載されている機種に限ります。

【写真の構図や視点に変化をつける】
熊切先生は写真の構図などについて、発表や展示を意識した撮影方法や縦横構図の選択についてお話されました。過去に撮影した作品を見返し、新たな撮影に臨むことも大事な要素。組写真に挑戦する場合も視点を変えて過去に撮影したものから、面白いヒントが得られることもある。
スナップ写真の撮影技法については特に「刹那東京」の足の写真を例に挙げて、写真の想像力を引き出す重要性を強調する。マスク姿や後ろ姿など、一見撮りにくい状況を逆手に取ることで、見る人のイマジネーションを刺激する写真が撮れる。

【スナップ写真撮影のフォーカスモードやレンズ】
スナップ写真撮影におけるフォーカスモードはシングルポイントAFを多く用いて、前ボケを活かすためにシングルAFとフォーカスロックを使用している。レンズは35㎜のレンズを撮影で使用することが多い。ときには望遠レンズなども撮影で使用すると普段見られない景色で楽しい。レンズに縛りを設けずにいろいろ試し楽しんでいただきたい。今後のスナップサークルで実現できるよう取り組みたい。

【アクティブDライティングや測光の活用】
アクティブDライティングはシャドーを引き上げてハイライトを抑えるという処理のためバランスのいい画を作り出してくれる。作風によって高コントラストの画を求める場合にアクティブDライティングは使用しないという選択肢もある。記念写真などには有効で、使い分けをしてほしい。

このオンラインセミナーでは、熊切先生から参加されている方への撮影地に関する質問もあり、参加された方とチャットを通じてコミュニケーションを取られました。撮影地に関してさまざまなご意見をいただき、今後のスナップサークルで行うワークショップに活かしていきたいと思います!
 

今後のスナップサークル スケジュール
オンラインセミナー
「季節を感じる 秋」
日時 8月24日(日)10:00~11:30 


ワークショップ
人を活かした街スナップin石川・金沢
日時 9月28日(日)10:00~13:00

 

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