回答募集 絞りの大きさがf5.6で止まることについて
Zシリーズの「絞りの動作」について、その仕組みなりメカニズムについて、皆様にお聞きしたいことが出てきました。
Z5 + 40mm f/2という組み合わせで、絞りを開放から絞っていくと、f5.6で絞りの大きさが止まります。逆も同じで、最大絞りから絞りを開けていくと、f5.6から絞りが開いていきます。
念のためマニュアルで試しましたが、レンズから見えている部分ではf5.6が最小のようです。(添付写真参照)
これが故障でないことは、f5.6以上に絞った状態で撮っても絞り値が反映されて撮れますから、カメラの仕様なのは明らかです。
マニュアル読めとかググレカス案件なのは承知の上で、この仕組みによって実感できるメリットなども含めて、いろいろご意見をお聞きしたいと思って、ここで質問させていただくことにしました。
また別のカメラとレンズの組み合わせでは止まる値が違うよとか、デジタルでは常識だろ、などの情報もありましたら併せてお教えください。
よろしくお願いいたします。m(__)m
【追記:2025/08/7】
さまざまな観点よりの有益なご回答ありがとうございました。
絞り羽がf5.6で止まる理由について、その理由も含めて自分なりによく理解できたように思います。
ニコンのミラーレス機では絞り測距が標準的な位置づけになっていることや、Zシリーズでは一部の機種(Z8とZ9)で「絞り開放Lv」(開放測距)が設定可能であること、さらにはオートフォーカスの精度に関することなど、単純な疑問からの多様な広がりがあり、とてもよい勉強をさせていただきました。
今週末をめどに、マニュアルや公式情報等でご回答内容の裏づけを取れるものは取ってから、簡単なまとめを書いた上で「ベストアンサー」を選んで終わらせたいと思います。
さらなる情報やご意見などありましたら、(これまでのコメントをお読みいただいた上で)コメントよろしくお願いいたします。
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投稿を表示一眼レフは各社とも開放測距。ミラーレスでは開放測距、絞り込み測距と各社違いが出ています。
開放測距はAFの性能は高いですが被写界深度の確認は絞り込みボタンで確認が必要です。絞り込み測距はそのままボケや被写界深度の確認できます。
ニコンは5.6までは指定の絞り値、それ以上の絞り値の場合は5.6で測距され撮影の瞬間に指定の絞り値になります。
開放が5.6より暗いレンズやテレコンを装着しF5.6より暗くなっても像面位相差は動作しますが、被写体が暗いとAFの性能が落ちてくる可能性はありますね。
Z8のライブビューでの開放測距はファームウエアで追加されました。スタジオでのストロボ撮影時に有用なようです。
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投稿を表示私の所有する、同じZ40mm f/2SEで試しましたが、Z9・Z7・Z5Ⅱでも貴殿と同じ現象となります。
がしかし、シャッタの切れる瞬間は設定の縛り値に絞り羽が動作します。したがって、故障や個体差ではなく、f5.6が絞り羽の動作を瞬時に作動させる適正位置と考えられます。
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投稿を表示メニュー→カスタムメニュー→a)オートフォーカスにはいって、
絞り開放Lvってメニューがあれば、
実絞りか、開放か選択できますが、、
写真はZ8です。
絞り開放Lvに設定すると、レフ機と同じ様にシャッター切った時に絞られ、ファンクションボタンに絞り連動を設定することで、例えばf/8や11での見え方が確認できるようになります。
一方で、Z6Ⅱでも確認してみたのですが、実絞り5.6で止まりますし、絞り開放Lvはメニューにないので、Z5〜7系は仕様かと思います。
f/5.6より測距時に絞れないのは、位相差AFモジュールの信頼性の観点で、精度の保証域がf/5.6より明るいことだったからと記憶しています。Fマウントは、AFモジュールが別にあり、中央付近はf/8まで対応しています。
Zの場合、撮像素子の中にAFモジュールを埋め込む必要があるため、AF素子をレフ機よりもより小型化せざるを得ず、f/5.6を担保するのが精一杯な気がします。
Z24-400 のように、望遠端はf/8みたいなのもありますが、望遠端使用時は、オートフォーカスはコントラストAFになっているものと推察します。ミラーレスなのでEVFは明るくできますので、暗いレンズも視野は明るくなり使えてしまいそうです。
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投稿を表示Zを使って5年になりますが今まで気が付きませんでした。Fマウントは開放測光だったと思いますから、カメラに装着して絞りリングを回しても絞りの大きさは開放のままのようだったと思い、撮影の瞬間だけ設定した絞りの大きさになっているのだと思います。
ZだとEVFで撮影結果がファインダーである程度は確認ができるので絞りの大きさが撮影の瞬間で無くても大きさが反映されているように、Fで言うところの絞り込みレバーで絞りが設定の大きさになって被写界深度を確認できるような動きをするように思います。F5.6よりも絞るとそれ以上絞りは小さくならないのは、絞りの大きさが小さくなると撮像素子に届く光が少なくなりますのでEVFでの光の量が足りなくなったり、撮像素子にはオートフォーカスのセンサーも散りばめられていると思うのでそのセンサーに光が届きにくくなってオートフォーカスができなくなるのを防ぐのに撮影の瞬間以外はF5.6よりも絞りは小さくならないようにしているように想像しますが、本当のところはニコンさんからの回答を待つのが一番ですね。
私のスタンダードなシャッタースピードと絞りは、125分の1秒とF5.6の組み合わせでそこを基準にして外光の明るさを考慮して設定を変化させて行きますので、F5.6に境目を持ってきているのだとしたらニコンさんはよく考えていて上手いなぁと思います。
ニコンさんには開放がF5.6よりも絞りが小さいF6.3のレンズもあったように思い、それはどうしているのだろうな?と思いました。
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投稿を表示私の予想でしかないのですが、F5.6以上の設定で実際に絞ってしまうとAFが効かなくなるのかなと。特に画面の端の方でフォーカスする場合。
シャッター押した瞬間は絞られるので、問題なく設定絞り値で撮れます。