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上田晃司先生のリレー日記

皆さん、こんにちは。ニッコールクラブ アドバイザーの上田晃司です。

すっかり暖かくなり、梅雨の季節になりましたね。皆さんは写真ライフを楽しまれていますでしょうか?

私はCP+2026が終わってから、ありがたいことにさまざまな場所へ行ってきました。
アフリカではモーリタニア、セネガル、ガンビアへ。さらに北京、スペイン、香港、石川、福岡、仙台、大阪、兵庫、愛知と、出張続きの日々でした。ようやく少し落ち着いてきたところです。

今回は、その中でも特に印象深かった西アフリカの旅について書いてみたいと思います。

西アフリカは一昨年に続いての訪問です。今年はタコで有名なモーリタニアから入り、陸路でセネガル、そしてガンビアまで移動しました。約2週間をかけての旅でしたが、やはりアフリカ。思い通りに移動できないことも多く、なかなかハードな旅になりました。

前回の旅では、カメラを税関で没収されるという苦い経験をしました。その反省もあり、今回は機材をかなり最小限にしました。持って行ったのはZRにNIKKOR Z 40mm f/2、NIKKOR Z 26mm f/2.8、そして中判デジタルカメラのみです。

本当はもっといろいろ持って行きたかったのですが、そこは我慢です。旅先では、撮りたい気持ちと、移動や安全面とのバランスがとても大切だと改めて感じました。

今回の旅では、これまでのように街を決めて飛行機で移動するのではなく、あえて陸路で移動することにしました。地図の上では近く見えても、実際に移動してみると想像以上に大変です。特に西アフリカでの陸路移動は、比較的治安の良いエリアであっても難易度が高いと感じました。

最初の目的地、モーリタニアに入国した時は、なんとラマダン中。食事を探すのも一苦労で、いきなりご飯難民になってしまいました。

首都ヌアクショットは観光都市というよりも、生活の街という印象です。移動手段は基本的にタクシーか徒歩。思っていた以上に街が広く、歩くだけでもかなり大変でした。アフリカにもUber Taxiのような配車アプリはたくさんありますが、モーリタニアではうまく使えず、結局は現地で交渉することになります。しかもフランス語圏なので、言葉の面でもなかなか苦戦しました。

それでも、数日間のモーリタニア滞在はとても印象深いものになりました。

そして、ここからが今回の旅の大きな山場です。モーリタニアからセネガルへ陸路で移動するには、タクシーをチャーターする必要があります。モーリタニアとセネガルの国境には、世界でも悪名高いと言われるロッソ国境があります。入国審査でチップを要求されることが多い場所として知られており、パスポートを返してもらえなかったり、別室に連れて行かれたりするケースもあるようです。

国境は主に2つあり、ひとつはそのロッソ国境、もうひとつは比較的ましと言われるディアマ国境です。ただし、ディアマ国境は砂漠の中にあり、アクセスの難易度が高い場所です。

高額なチップは避けたいですし、カメラも守りたい。そう考えて、今回はディアマ国境を選びました。

タクシーをチャーターしたつもりだったのですが、実際には車内はぎゅうぎゅう。助手席の1名分のスペースに2人で座るような状態で、約5時間の移動です。これはなかなかの地獄でした。

なんとか国境に到着し、入国審査へ。すると、モーリタニア人を含め、周りの人たちがみんなチップを払っていました。私は払うつもりはなかったのですが、最終的には20ユーロを支払い、無事にパスポートを返してもらいました。現地の人たちが「セネガルはお金がかかる」と言っていたのが印象に残っています。

その後、セネガルのサンルイという世界遺産の街へ向かいました。ここは本当に素晴らしい街でした。雰囲気も良く、写真を撮るにも魅力的な場所で、とてもおすすめです。

サンルイで数日過ごした後は、首都ダカールへ移動しました。ここからはバス移動です。Googleマップで見ると4時間ほどの距離ですが、実際にはさすがアフリカ、8時間かかりました。

まず、出発までに2時間。走り出してからも渋滞や各停のような停車が続き、かなり疲弊しました。東京から浜松くらいの距離感で、料金は800円ほど。安いのですが、体力的にはかなりハードな移動でした。

セネガルでは、次に向かうガンビアのビザを取得するために少し長めに滞在しました。ダカールは思っていた以上に過ごしやすく、また訪れたい国のひとつになりました。ただ、次回はできれば高額なチップを避けたいので、飛行機で入りたいですね。

ダカールからガンビアの首都バンジュールまでは、さらに約10時間の移動です。今回は少し良いバスを選んだので、前回よりは快適でした。それでもトイレ休憩は1回だけ。さらにフェリーにはバスごと乗るため、なかなかスリリングな移動でした。

ガンビアの入国は、チップの要求もなくとてもスムーズでした。ガンビアはとても小さな国ですが、美しく、公用語が英語ということもあり、かなり過ごしやすかったです。

こうして振り返ると、移動が大変だったという日記になってしまいましたが、アフリカは本当に面白い場所です。予定通りにいかないことも多いですが、その分、目の前で起きることすべてが強く記憶に残ります。

来年もアフリカ旅は続けたいと思っています。次はギニアビサウ、シエラレオネ、リベリアあたりを考えています。

今回の作品は、ZRにRED監修のイメージングレシピ「FILM BIAS OFFSET」を使用して撮影しています。ぜひ皆さんも使ってみてください。ZRと40mmの組み合わせは、旅にもスナップにもかなりおすすめです。お盆休みやシルバーウィークなど、旅に出られる方はぜひ試してみてください。

そして6月末からは、いよいよ最後のRoute 66の旅へ行ってきます。

皆さんの旅のエピソードも、ぜひ教えてください!

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