写真を言語化してみるシリーズ
■何に反応して撮影した?
雪の中から10センチほど枝先を出した針葉樹。
アカマツだろうかオオシラビソだろうか。
主たる幹すら雪に埋もれ、枝先わずかのみ顔をだしていたが埋もれてもなお懸命に生きている姿を残したくて撮影した。
■どこに価値観を見出した?
この時の積雪は2メートルはゆうに越える。雪から枝先を出すだけでその他の痕跡はなく全て雪の斜面に埋もれていた。
このような懸命に生きる姿を見逃すことなどできようはずもない。
春が待ち遠しい樹木と冬が続いてほしいスキーヤーでもあるワタシとの対比である。
■なぜこの構成か
広くとっても斜面にわずかでているに過ぎない。
見逃さず、通り過ぎず、薄い朝焼けに染まる雪の斜面に生える枝先。
ひっそりと雪に埋もれても懸命に孤独に生きる姿を撮影するのには、近づきすぎて踏み荒らしても台無しである。
日の丸構図にすることで孤独感と逞しさの両輪を表現できたと思っている。
■撮影情報
ニコンZ6Ⅲ・Nikkor Z 24-70/f4S
1/15秒・f11・ISO200