会報誌・読みもの

三好先生の撮影日記<Vol.28> 三重県 鬼ヶ城

 

冬の撮影地として、今回選んだのは三重県の鬼ヶ城です。ここは2025年3月に実施したPHOTO HUBのワークショップでも、みなさんとご一緒した場所です。それほど僕的には「気に入っている」場所なのです。
やはり、この風景。海の浸食により生まれた奇岩といえるような景観は、写真的にもとても魅力的な場所です。ワークショップの時はこの鬼ヶ城だけで行いましたが、この周辺には歴史的にも興味深く、かつフォトジェニックな場所が連なっています。世界遺産・熊野の魅力を満喫できる場所です。歴史探訪と撮影、両方楽しめます。

まず1枚目の作品。朝8時過ぎに撮影をしています。夏ならもっと早い時間に行かなければいけないのですが、冬なので少しのんびりスタートでも、こんな世界が広がっています。NDフィルターを使って海の表情を滑らかにすることで、ドラマチックな効果を狙いました。

Z7 +NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

2枚目の作品は、1枚目に写っている島をクローズアップで撮りました。島の周辺に眩しい朝日があたり、画面的にはまるで白洲のような表現になりました。まるでモルディブにいるような気分になってしまいました。

Z7 +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 S

そして3枚目は、日本最古の神社「花の窟神社」の前に広がる七里御浜の風景です。ここも冬に撮影したのに、南国の海岸のような景色を撮影できました。

Z7 +NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

この日は車で熊野古道、那智の滝まで足を伸ばして撮影をしました。

冬の鬼ヶ城の幻想的な風景がとても印象的でした。光やNDフィルターの使い方で、同じ場所でもさまざまな表情が見られることに驚きま🥰歴史と自然、両方の魅力を感じられる幻想的な作品です🤔
皆様も、この冬に撮影された作品がありましたらぜひPHOTO HUBに投稿してください!
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