写真展

住吉 聡 写真展「祈りの記憶 」

会場:ニコンプラザ大阪 THE GALLERY

会期:2026年2月12日(木)~2026年2月25日(水) 日曜休館 10:30~18:30(最終日は15:00まで)
長崎県に点在する潜伏キリシタン関連の世界遺産構成資産を中心に、静謐な祈りの空間を丁寧に写し出しています。撮影された住吉聡さんに、制作の背景や思いを伺いました。

撮影するうえで苦労したことはなんですか?

今回のテーマは、潜伏キリシタンに関わる教会群です。潜伏という言葉が示す通り、その多くは遠隔地や僻地に位置します。現地へ向かうだけでも容易ではなく、さらに観光地ではないため撮影にはさまざまな制約が伴いました。
特に教会内部は原則撮影不可です。許可が下りるのは、現在使われていない旧教会などに限られます。そのため、役所や教会関係者へ正式に申請を行い、理解と協力を得ながらの撮影でした。
神聖な場所ですから、雰囲気を壊さないことを常に意識しました。

撮影期間は何年ほどですか?

撮影期間は約5~6年費やしました。長崎へは20回以上足を運びました。
一度きりの取材ではなく、時間を重ねながらテーマを深化させていきました。

撮影機材を教えてください、またプリントの際にこだわった点はなんですか?

Z8、D850を中心に、明るい標準ズーム、明るい望遠ズーム、単焦点レンズなどを状況に応じて使い分けました。描写力の高さとボケ味を活かし、建築物の構造と空間の奥行きを丹念に描写しました。
プリントに関しては、作品の内容からテカテカした質感は合わないと思い、光沢紙は選びませんでした。
半光沢系の落ち着いた表現を採用し、神聖な空間の空気感を損なわないプリントに仕上げています。

写真展に合格した時のお気持ちをお聞かせください。

応募は今回が初挑戦でした。合格するとは思っていなかったので、正直驚きました。でも本当に嬉しかったです。
小林紀晴先生のゼミでの指導や、ニッコールミーティングでの講評も大きな支えとなりました。ハナブサ・リュウ先生や佐藤倫子先生からは「もう少し人の動きを意識して」といった具体的な助言も受け、作品づくりの糧としました。

写真を始めたきっかけはなんですか?

写真を始めたのは小学生の頃です。最初は鉄道写真を撮っていました。
その後、次第に現在の作風へと移行しました。
今回の個展は初開催で、教会の作品がまとまってきたので、一度発表したいと思ったのが応募動機です。

現在進行中のテーマはありますか?

現在は、長崎の華僑文化や行事をテーマに撮影を進めています。また作品がまとまれば発表したいです。

これから写真展を目指す人へメッセージをお願いします。

まとまった作品があるなら、ぜひ発表してほしいです。自分のキャリアアップにもつながります。挑戦することが大切だと思います。

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1 件の返信 (新着順)
Moby Takahashi
2026/02/17 19:09

私も2度だけですが撮りに行った大変興味ある、潜伏キリシタンがテーマで、是非東京でも拝見したいです。


よっちゃん
2026/02/17 20:20

小林ゼミではお世話になりました。
東京でもご覧になりたいとのこと、嬉しく思います。
また、3月10日の小林先生のオンラインセミナーもぜひご覧いただきたいと思います。