【イベントレポート】 10/26 スナップサークル オンラインセミナー
スナップサークル オンラインセミナー |
10月26日(日)10時より、スナップサークル オンラインセミナーを開催しました。
今回のオンラインセミナーの内容は、9月28日(日)に行われたワークショップ『人を活かした街スナップin石川・金沢』の作品講評でした。
一部ではございますが、ご紹介いたします。
瀧澤玄冬さん:分かれ道

この白いパラソルの女性をどの位置でシャッターを切ろうか迷われたとのことですが、この位置でいいと思います。正面だと大きすぎて圧が強いかなと。程よく奥に行ってもらって、少し鳥居に掛かっている感じ。逆にこれが瞬間性と動きが出てきいすよね。ここに吸い込まれて行くのだなという感じを見る人が感じとることができる。構図もとても良くて、ついついこの方を追いかけて真ん中に持って行きたくなるところを、二股の左右の道をしっかり写しているのはドラマがありますね。
マサカズさん:曲がり角

ここは蔵があったところですね。面白いのが普通のただの細い道でしたが、何故かここに黄色い線と足跡があって、止まる必要がるのだろうか?という不思議な場所でした。青空がとても綺麗なので青空を入れて構図を作られたのだと思いますが、この場合は電信柱の文字が少し目立ってしまいます。画角としては電信柱の文字の部分をカットして表現できるともっと良くなるかなと思いますよ。

例えば、電柱の文字はカットするくらいにトリミングしてのいいかなと。そうすることによって、この面白い足跡も目立ってくるし陰の感じも良くなって、抽象的で面白くなってくると思います。
Tomoさん:リトルマーメイド

天地逆転の作品ですね。これだけ反射があると逆転しても効きますね。ただこの時は、あまり実像をたくさん見せない方がいいかもしれないです。上と下が一瞬わからないくらいに仕掛けた方がいいかなと思います。

足元が少し写るくらいにトリミングして、あれ?よく見ると・・という感じに仕上げてあげる。あとは反射の部分が少し霞みますので、『かすみ除去』をかけてあげて黒い部分は締める。実像に負けない反射の部分が見えて、印象が違ってきます。
熊切先生が撮影した作品もご覧いただきました。
たまたま通りかかった所ですが、白い壁があって木の影がいい感じに投影されて良い場所だなぁと。この右側の白い空間で人が来てくれたらいいなぁと待ちました。気になったのは、中途半場に見えてしまっている向こう側の建物ですね。これは写したくなかったので、自分がしゃがんで見えなくなるようにして、シャッターチャンスを待ちました。

それで撮れた写真がこちらですね。

空の表情も良いですし、余計なものも写っていない状況を作って待っていたらカップルがやって来て、いいタイミングで撮れたなぁと。構図を決めて後は人が来るのを待つ、という手法をスナップではよくやります。予測と観察をすることが重要で、周辺情報をうまく活用し、人物の前後に空間を開けることで時間軸が生まれストーリー性を感じられます。そして光と影を意識しながらドラマチックに撮る、というのがスナップの面白さでもありますね。
熊切先生、1枚1枚丁寧に講評していただき、ありがとうございました。
また、今回のオンラインセミナーも、たくさんの方にご視聴いただきました。皆さま、ありがとうございました。
スナップサークル今後の予定
ワークショップ 「イルミネーションスナップin東京・六本木」満員御礼!!
日時 2025年12月7日(日) 16:00 ~ 19:00
詳しく見るに入れる↓
