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罪と罰


早池峰山はガイドと一緒にも書いたが蛇紋岩で形成される岩山で、土壌が貧栄養でありそのためハヤチネウスユキソウに代表される高山植物の固有種が多く存在する。

 その固有種を根こそぎ食べてしまうニホンジカが増えており、林野庁の調査によると平成23年に比べて29年には5.5倍に増加している。鹿による食害は固有種だけではなく、樹木・森林にも影響がありもともと土砂崩れなどが起きやすい地盤に加えて水源涵養や土壌の定着など影響が多岐におよぶとされている。

 この写真は風景写真というよりは、ドキュメンタリースナップとして撮影している。山頂稜線になんとか生えているアオモリトドマツの群生地に今年産まれたばかりの雄鹿がいた。

 そして、この場所の地面は明らかに食害を受けている。


 産まれてきて人間にとって都合が悪いのが罪なのか、この現状を受け入れるしかない状態にいる人間にとって罰なのか答えはでない。

ただ、高所に鹿がいるだけの作品ではあるが、そこに潜む問題は根が深い。


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1 件の返信 (新着順)
yumem
2026/10/03 08:08

すぎさん、貴重なドキュメント写真ありがとうございます。
説明文を読んで、深刻な事態になっているのかが分かりました。
アイキャッチ画像では、アオモリトドマツの被害が出ているとのことですが、左辺りの地面が見えそうなあたりがそうなのでしょうか?
後学のためお教えいただけますと嬉しいです。
(ハイキングで茂みを眺めるときの視点も変わってきそうです)


被害が出ているのはアオモリトドマツよりも高山植物などです。
アオモリトドマツのみならず、他の針葉樹などは樹皮剥がしによって被害が拡大している様子ですが、八ヶ岳に比べればまだ序章にすぎないです。

シカは食べられるものは手当たり次第食べてしまうので、クサや花、樹皮にいたるまで根こそぎやられてしまいます。

地面は明らかに食害を受けていますが、放っておくと禿山になってしまうので心配しています。