写真展

土岐令子 写真展「島の伝統を繋ぐ村人たち」インタビュー

会場:ニコンプラザ大阪 THE GALLERY
会期:2026年9月24日(木)~2026年10月7日(水)日曜休館
10:30~18:30(最終日は15:00まで)

今回は、島の伝統を繋ぐ村人たちを撮影された土岐令子に、写真展への思いをインタビューしました。

今回の写真展のテーマに、西表島を選んだきっかけを教えてください。

長く海外で暮らす中で、「日本ならではの文化とは何だろう」と考えるようになりました。その答えのひとつが「祭り」です。写真を撮り始めてからは、雰囲気だけで伝えるのではなく、その場で起きていることをできるだけリアルに表現したいと思い、各地の祭りを撮影してきました。
西表島には、沖縄出身の友人から興味深い神事があると聞き、2019年に初めて訪れました。撮影のきっかけは神事でしたが、通ううちに島で暮らす人々や、暮らしを取り巻く環境にも関心が広がりました。以来、約6年間にわたり撮影を続けています。

島の歴史も調べられたそうですね。

人々の暮らしを撮るなら、その土地の歴史も知りたいと思いました。ただ、現地で昔のことを詳しく語れる方を探すのは難しく、役場を訪ねたんです。そこで出会った職員の方が島の歴史の編纂に携わっており、資料となる本を貸してくださいました。その記述から、今の島の姿につながる背景を知ることができました。

撮影を続ける中で、苦労されたことは何ですか。

2019年に訪れた後はコロナ禍となり、しばらく住民の方々と接することが難しくなりました。その間は、自然の風景を中心に撮影していました。
再び人と会えるようになってからは、親しくなった方々のご縁に助けられ、少しずつ集落に暮らす人々の撮影もできるようになりました。人を撮るには時間がかかりますが、通い続けたからこそ出会えた場面があったと思います。


これまで使ってきたカメラについて教えてください。

欧米に住んでいた頃から、カメラといえばニコン、レンズはNIKKORという印象がありました。写真を始めたときも迷わずニコンを選び、最初はD7000シリーズ、後にD750を愛用しました。現在の相棒は、ニッコールフォトコンテストでいただいた賞金で購入したZ7です。

ニッコールクラブでの活動は、作品づくりにどのようにつながっていますか。

写真は野心を持って始めたわけではありません。ただ、自己流で続けるうちに限界を感じ、ニッコールクラブ阪神支部に入会しました。会報誌のフォトコンテストにも応募し、審査員の先生方の選評を、自分の写真を見直すための手がかりにしています。
まだ乗り越えたい課題はたくさんあります。それでも、挑戦を続けながら少しずつ前に進んでいきたいと思っています。

これから個展に挑戦したい方へ、メッセージをお願いします。

私自身、つい最近まで「個展を開けるほどの実力も自信もない」と思っていました。でも、これまで撮ってきた写真をまとめ、普段は接点のない方々にも見ていただけるのは、とても貴重な機会です。作品に対してどんな感想を持たれるのか、直接伺えることも個展の魅力だと思います。

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