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三好先生の撮影日記<Vol.21> 白糸の滝&三保の松原

今月、風景サークルのワークショップを静岡県の白糸の滝で開催します。この白糸の滝、利便性も良いので何度となく撮影しています。このローケーションの魅力はスケール感。さらに、滝と富士山が一緒に写る贅沢な組み合わせ。これは格別です。2023年には遊歩道もきれいに整備され、より快適に撮影ができるようになりました。
そんな白糸の滝と富士山を一緒に写すためには、少し高い場所へ上がります。すると、こんな風景に出会えます。まさに美の二重奏。至福です。

Z8 + NIKKOR Z 14-30mm f/4 S(f/11・15秒・ISO200・28㎜)

満月の前後であれば、夜の虹にも出会えます。特に5月、6月は月の位置が低いので、虹が高い場所に現れるのです。夜ですので、NIKKOR Z 50mm f/1.2 Sという明るいレンズを使いました。ノイズもなく、満月をクリアに捉えられました。

Z8 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S(f/1.7・20秒・ISO1600・50㎜)

目には見えない虹ですが、PLフィルターを使って虹の色を出しています。使わなければ、ただの光を反射した明るい帯のように写ります。

三保の松原は、白糸の滝から車で1時間ほどの距離です。夕暮れ時、ドラマチックな光景を狙いました。

Z8 + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S(f/11・8秒・ISO64・14㎜)

陽が沈んだタイミング。富士山の山頂だけに光が当たって輝いています。残雪があるので光っているのです。ハーフ&ノーマルのNDフィルターを重ね、波や雲を滑らかに表現。山頂の美しい輝きを強調してみました。

こんな風に何度通っても満足することなく、次に行けばもっといい写真になるのではないかと夢想します。それが富士山写真の尽きることのない魅力。ワークショップでは皆さんもご一緒に楽しみましょう。(三好和義)

ロケーションの魅力を最大限に引き出した、なんとも幽玄な光景が写し出されていますね。緑が豊かな滝の近くで撮影をしていたら、心も癒されそうです✨😌✨こちらの撮影地に興味を持たれた方は、5月31日(土)に開催される風景サークルワークショップ「三好和義先生と撮る 静岡・白糸の滝」にぜひご参加ください!(ニッコールクラブ事務局)
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1 件の返信 (新着順)
kouchan
2025/06/14 02:43

⭕️こんな風に何度通っても 満足することなく、
   次に行けば もっといい写真になるのではないかと......
三好和義先生の このコメントに こころ打たれますね〜  
遊び心がニンマリ...です  ありがとうございます