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【イベントレポート】8/31 ポートレートサークル オンラインセミナー

ポートレートサークル オンラインセミナー

「ポートレート貸切撮影ワークショップin大阪・寿楽温泉」作品講評

8月31日(日)10時より、ポートレートサークルのオンラインセミナーを開催しました。今回のオンラインセミナーの内容は、7月6日(日)に行われたワークショップ「ポートレート貸切撮影ワークショップin大阪・寿楽温泉」の作品講評です。営業前の銭湯を貸し切って行ったワークショップで、光が頻繁に変化する難しい条件や蒸し暑さなど当日の様子を佐藤先生にお話しいただきながら、講評が進みました。投稿された作品の構図の改善、色調整、背景の取り入れ方など具体的な内容をお話しいただきました。

例えば・・・
・撮影時はバリエーション(縦位置・横位置、寄り・引き、異なる角度など)を多く撮ることを心がけて
・トリミングは基本的に避け、撮影時に構図を決める
・肌の色や質感を適切に表現するための露出設定が重要
撮影場所が狭く、室温など条件が厳しい環境にもかかわらず、どの作品も銭湯の雰囲気を効果的に捉えていると評価されました。

※ピクチャーコントロールのメランコリックを使った、まさやんさんの作品
※印象的なキレイな肌が表現されたJUMBOさんの作品 レンズフィルターを使用されていたそうです。
※フィルム撮影の長十郎さんの作品 プリントは貸し暗室で仕上げているそうです👀

そして講評の中でご参加いただいた方からご質問をいただき、佐藤先生にお答えいただきました。
より魅力的なポートレート作品に近づくためのヒントをご紹介します。

◆構図や文字の扱い
Q.写真の中に文字があると読もうとしてしまうのでしょうか?
佐藤倫子先生:読もうとしてしまうというより、入り方によっては文字の存在感が強くなり、モデルの表情よりも文字に視線が引っ張られることにもなります。意図的に文字を入れるのであれば、全てを入れない方法や、ボケさせるなど、工夫が必要です。入れてはいけないということではありませんが、そこに引き寄せられてしまうことを意識した方が良いです。

◆レンズ選び
Q.ポートレート撮影に50mmレンズ一本で挑みました。
佐藤倫子先生: レンズ選びは難しいですね。屋外の広い公園ではなく、スタジオや今回のような限られた空間での撮影ですと、広角から50mm〜85mmくらいが撮りやすい思います。それ以上長いレンズですと相当離れる必要があり、時間制限のあるワークショップの中ではなかなか難しいと思います。

◆撮影枚数
Q.ショット数があまり多くなくて反省しています。
佐藤倫子先生: たくさん撮ってください。セレクトするためにも多くのバリエーションがある方が良いです。単なる連写や同じ場所から同じ方向だけでなく、位置を変えて様々な角度から撮ることで、後々のセレクトの幅が広がります。

今回のオンラインセミナーも佐藤先生からの愛のあるアドバイスを皆さんお聞きになり、ドキドキしながら反省点や改善点を振り返られたのではないでしょうか?

ワークショップに参加が叶わなかった方も、たくさんの作品から多くのヒントを得られるオンラインセミナーでの講評会。今後もぜひご参加をお待ちしております!


ポートレートサークル 今後のスケジュール

オンラインセミナー はじめてのポートレートワークショップin東京・吾妻橋 作品講評

日時 2025年10月19日(日) 10:00~12:00

 

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