
【イベントレポート】7/30 組写真サークル オンラインセミナー
組写真サークル オンラインセミナー作品講評 |
7月30日(水)20:00より、組写真サークルのオンラインセミナーを開催しました。組写真サークルのイベントは、昨年12月に開催したオンラインセミナー以来、約半年ぶりに開催しました。このオンラインセミナーはPHOTO HUB開始当初から組写真作品の募集を続けている『組写真サークル 組写真作品受付係』に届いた作品を小林紀晴先生の手元で映し、リアルタイムで組写真作品を組みなおす工程を見せていただきながら、作品講評が進みます。まず小林先生は組写真の基本的な考え方についてお話いただきました。
◆組写真の考え方・アドバイス・起承転結ではなく、同じ印象の写真を組み合わせる ・「何を撮ればいいか」だけでなく、「何を撮らなくていいか」を意識することが重要 ・作品タイトルは、説明的なものより想像が膨らむものを考えてみる。 |
作品講評では、作者の方に直接小林先生が問いかける場面もあり、より深く組写真を学び、感じられる時間となったのではないでしょうか。
それでは、今回のオンラインセミナーで講評した一部の作品をご紹介いたします。
●弥生2.0 さん タイトル:帰りみち

小林ゼミにも参加されていた弥生2.0さんは、指導を受けた作品を改めて送ってくださいました。小林先生は最初の作品と比較して新しく提出された作品の方が統一感があると評価され、距離感やアングルの高さを統一することの重要性についてもお話しくださいました。弥生2.0さんも最初の一枚目に違和感があり、同じ場所に再度撮影に行き、時刻は合わせられなかったものの、雰囲気が合うように撮り直したと説明していただきました。
小林先生は再度撮影するときに目的が明確になっているからこそ、“撮るもの”、“撮らないもの”の選択ができた。その結果、目線の高さを揃えた一箇所からの視点が効果的に作品に反映されていると評価していただきました。
●Kanegonさん タイトル:静かな朝


作者であるkanegonさんから、ホノルルの由緒あるホテルで、通常は人でごった返しているが朝早く人がいない時間帯に撮影し、海風が渡る雰囲気と花を入れた構成を意図したと説明していただきました。
小林先生は作品の色味などから朝の時間帯が伝わりにくい点や、レンズの画角の違いによって統一感が欠けてしまっていると指摘され、広角で説明的に撮るよりも、部分的に切り取って主観的に撮ることで感情を伝える方法を提案していただきました。撮影された作品にトリミングをかけるように紙を並べ、とても分かりやすく視覚に伝わる講評が続きました。Kanegonさんも先生の指導を受けて、主観を前面に出す撮り方の重要性を理解したと述べられました。
オンラインセミナーの最後には、小林先生からとても大切な一言をいただきました。
「何度も繰り返し、繰り返しやってください。撮ること、見ること、組むこと、みんな写真の醍醐味です。」
この言葉を胸に、何度も挑戦し、モチベーションを持続させながら楽しんで写真と向き合い、作品作りに取り組みたいですね。次回のオンラインセミナーもお楽しみに!
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投稿を表示組み写真について、よく分からず 写真で 起承転結を組むものと勝手に誤解していましたが、先生の説明から「テーマ」を表現するものであることと理解しました。ありがとうございます。