
【イベントレポート】4/13 スナップサークル オンラインセミナー
スナップサークル オンラインセミナー
|
4月13日(日)にスナップサークルのオンラインセミナーが開催されました!
熊切先生は、今回のお題になっている「季節感」をどう表現していくかということについて、先生の作品で解説をしながら講義をしてくださいました。季節感を表現するために、季節を象徴するものは積極的に撮っていきたいそうです。今回のテーマは「春」、春を象徴するものといえばやはり「桜」ということで、桜の作品をたくさん紹介してくださいました。

春になれば、「桜」は看板やディスプレイにも登場します。それを雑踏の向こうにチラッと見せることで春を表現する、という作例だそうです。人混みを前ボケとして活用するテクニックも紹介してくださいました。看板の女性の視線もポイントだそうですよ!

画面の下方にある鏡面のオブジェを使って、桜のボリュームをアップしている作例とのことです。人物を右側に配置し左側を広くあけていること、そしてスカートがなびいていることで、吹き抜ける風も表現できるのだそうですよ!

額縁構図、向こうにチラッと見える桜、人物の印象的な後ろ姿。一枚いい作品が撮れたら、対になるよう意識して、組写真にしてみるのもいいそうです。

変わりゆく日本橋で撮られた作品だそうです。日本橋は高速道路を地下に移す工事が進んでいて、今しか撮れない街の風景があるそうです。こうした街は、記録としても撮っておきたい場所ということでした。日本橋を象徴する新旧の建造物に桜。印象的ですね!

デザイン要素の強いクラシックカー。こういうモチーフは、どう当たり前ではなく撮るかを考えるといいそうです。逆光になった満開の桜をバックに、一部分を切り取られたクラシックカーは、なんだかコミカルで、季節を感じながらも、どこか楽しい気持ちにさせてくれますね。(車のオーナー様に許可をいただいて撮影をしています)
お題「季節を感じる 春」のオンラインセミナーでは、熊切先生から沢山のヒントをいただきました。みなさまの見つけた春、ご投稿お待ちしております!
続きまして、前お題「街の灯り」投稿作品の講評をしていただきました。そのうちのいくつかを紹介したいと思います。

大きなツリーを撮影された投稿作品です。熊切先生は、画角の広い構図なので通常だと両側の建物やたくさんの人混みが気になってくるところですが、アンダーの処理で気にならなくなっているため、アンダー処理の成功例とコメントしてくださいました。加えてアンダーの処理をする場合の注意として、暗くさせすぎるのもよくない、というアドバイスもいただきました。黒つぶれさせず、何があるのか分かるくらいには形が残っている方が、いい作品になるそうですよ!

モノレールのスピード感を活かし、見せたいところをより強調するといいですよ、と熊切先生がレタッチの一例を見せてくださった投稿作品です。モノレールを少し傾け、目を奪われがちなハイライト部分をカットし、左下の人物周辺を少し明るくしています。時にはこんな風に遊んでみるのも面白い、ということでした。

奥行き感がいいですね、と熊切先生がコメントされていた投稿作品です。手前の道路の前ボケがいい奥行きを生み出している、ということでした。手前のスペースはついカットしてしまいたくなる部分で、もう少し奥から撮りたくなってしまうのが一般的だと思うけれども、そうするとせっかくの奥行き感が失われてしまうのだと解説してくださいました。
今回もあっという間の2時間でした。ご参加のみなさま、最後までご視聴いただきありがとうございました!お題「季節を感じる 春」、投稿作品はオンラインセミナーにて熊切先生に講評していただく予定です。スナップサークルでは、みなさまの作品投稿をお待ちしています!
ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示ホント目からうろこでした。
一生懸命垂直出しをしていましたが、before/afterを比べると躍動感が違いますね。笑
CaptureOneにて真似してみました。全体を暗くし、人物のところをレイヤーにて明るく。
アドバイスありがとうございました。