写真展

溝口 広子 写真展 「 竹林逍遥(ちくりんしょうよう)」

会場:ニコンプラザ大阪 THE GALLERY

会期:2026年4月23日(木)~2026年5月7日(木)
日曜休館、5月3日(日)~5月6日(水)休館
10:30~18:30(最終日は15:00まで)

​今回の展示作品の核となるのは、京都・長岡京周辺の竹林とタケノコをテーマにしたシリーズです。本展に先立ち、溝口さんに作品制作の背景やこれまでの歩みについてお話を伺いました。

作品制作にはどれくらいの月日をかけたのでしょうか。

作品として形にするまでに費やした時間は約25年です。フィルムからデジタルへと移行する時代の中で、撮影機材も変化しながら、継続的に撮影を重ねてきました。
当時は畑にも自由に入り、寝転んで見上げるような撮影もできました。しかし年月とともに環境は変化し、台風や担い手不足によって竹林は徐々に荒れていきました。その変化も含めて記録しています。
この被写体に出会ったのは、写真を始めて間もない頃です。桜の撮影で訪れた地で、偶然目にしたタケノコ畑の生命力に惹かれたことがきっかけでした。​

写真を始めたきっかけを教えてください。

写真を始めたきっかけは、夫の影響によるものでした。夫から譲り受けたフィルムカメラである F4 を手にしたことが、本格的に写真に向き合う出発点です。
また、ニッコールクラブ シニア・アドバイザーの 大西みつぐ先生 から指導を受ける中で、作品に対する考え方や表現の方向性を深めていきました。
現在はデジタル機へと移行し、D850やZ7IIを使用しています。フィルム時代から培ってきた感覚を活かしながら、機材の進化とともに表現の幅を広げています。

今回の写真展のテーマを教えてください。

「光と影」です。特にコロナ禍に大阪市内で撮影を続ける中で、その表現に対する意識が大きく変化しました。夕方の光が伸びていく時間帯に撮影する中で、初めて光と影の面白さに気づきました。それまではあまり意識していなかった視点でした。
この気づきは、現在取り組んでいる奈良での作品制作にもつながっています。私自身の原風景や記憶と向き合いながら、新たな表現を模索しています。

写真展に合格した時の心境を教えてください。

ようやく一区切りがつきました。長年にわたり応募と選考を繰り返しながら、なかなか評価に結びつかない時期が続きました。

宮崎支部長はその歩みをこう振り返ります。「何度も挑戦を続ける姿を見てきましたので、今回の合格は本当に嬉しかった。作品自体の完成度は以前から高く、ようやく評価されたという思いです。」

写真展を目指す方へメッセージをお聞かせください。

最初から写真展を目標にするのではなく、自分が心から感動できるものを見つけることが大切だと思います。その積み重ねが、結果として作品や写真展につながっていくのではないでしょうか。


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