PHOTO HUB by nikkor club

イベント

【イベントレポート】1/19 風景サークル オンラインセミナー

風景サークル オンラインセミナー

「三好和義先生と撮る 冬の城ヶ島」の作品講評

1/19(日)風景サークルのオンラインセミナーを開催いたしました。
今回は12/7に開催された風景サークルのワークショップ「三好和義先生と撮る 冬の城ヶ島」の作品講評になります。そちらのワークショップで撮影された作品を1作品1作品丁寧に三好先生に講評いただきました。一部の作品ではございますがご紹介いたします。

のんのんさんの作品はこちら

「こんな構図があるんだぁ~っていうところですね。この影絵の様な岩の切り取り方また、それを構図にまとめたというところで、上から撮ったと思うんですけど、ここから撮ることで目線が奥の船とか雲とかキラキラと光った海の方に目線が向くからこれどうやって撮ってんだろうなと思う様な、行った人もそう思うし、手前の静かな水辺が不思議なコントラストで、面白いのは黒いところを真っ黒で割としっかりと画面の中に入れたという所ですかね。(三好先生であれば)トリミングでもう少し黒い部分を減らして、手前の木がシルエットになっている部分を切っても良いんじゃないかと思いました。そうすることで、黒い砂と水面の間のキラキラしている部分が強調されるので下を4分の1、5分の1くらい切って整理してみると水の質感や構図が出て完成度が上がるのではないかと思いました。」

やすぅさんの作品はこちら

「やすぅさんの作品の中で一番印象に残ったのがこの最後の作品ですね。ポップな手毬達。僕がこの作品を見たときに思ったのが、この手毬お土産屋さんの片隅にあったんですよね。確かに不思議な空間ではあったんですが、良くその中でこの作品を撮ったってところですよね。凄く露出を明るく撮ったっていう所と望遠か標準よりちょっと長いくらいだと思うんですけど、絞りを空けて撮ったことでメルヘンチックというかポップっていうんですかね。そういう空間を上手く切り取ったなっていう所でなるほどと思いました。」

やすぅさんからの質問
「風景サークルでここまで現像して良いのでしょうか?」

三好先生の回答としては「やっぱり自分の世界を作るってことで、例えばコンテストに応募する時とかもちゃんと現像してから出さないと、まあ見たそのままじゃないといけないっていう訳じゃないんで、写真を楽しむって1つに自分で現像できるって大きなもんだし、例えば白黒の時代、フィルムの時代にも覆い焼きとか焼き込みとか暗く現像してみたり色々あったんで、それは自分の作品作りとして腕を磨いていくという意味では大事なことだと思います。」

「三好和義先生と撮る 世界遺産!三重・鬼ヶ城」のロケハンで撮影された作品

今後の風景サークルのワークショップについては「鬼ヶ城これね。世界遺産になっているところ紀伊山地の霊場と参詣道の1部として世界遺産になっているところですね。そこで今度撮影会をやろうという事で、こここそ魚眼レンズがあると良いですね。ごつごつとした岩肌独特な感じですよね。」と作品をご紹介されながら鬼ヶ城の独特な地形に触れられました。

三好先生が城ヶ島のワークショップで撮影された作品

多くの作品をご紹介いただき、その中で一番お気に入りなのがこちらの作品。
ポイントとして「海の色が逆光でちょうど出たっていうのとちょっとオレンジっぽくなった所と海の色との対比っていうんですかね。まあ遠くに来たなって感じですね」と仰っており、作品をご紹介いただく中で海の色彩や透明感を表現することに気を遣われている印象でした。
今回の講評を通して三好先生が作品をどのように拝見されているか伝わったと思います。また、自分自身の作品の改善、手掛かりを見つけることに繋がったと思います。作品に正解はございませんが、様々な角度から意見を取り入れることは非常に大切なことだと思いました。次回のイベントのご参加心よりお待ちしております。


◆風景サークル ワークショップのご案内◆
2025年3月22日(土)
三好和義先生と撮る 世界遺産!三重・鬼ヶ城
https://nc-community.nikon-image.com/announcements/pprb4ndkvq8cp52b 

◆最新の三好先生の撮影日記◆
三好先生の撮影日記<Vol.18> 宮城県 松島
https://nc-community.nikon-image.com/announcements/rpniiv3jyxrxyblw

いいね
コメントする