会報誌・読みもの

三好先生の撮影日記<Vol.33> 福岡県 門司

海運が盛んだった頃、海外貿易の玄関口だった門司。ここを訪れたのは撮影の仕事で、目的はレトロな建物の撮影ではなく、北九州空港から飛び立つヘリに乗っての空撮でした。今月、役目を終える名船「にっぽん丸」の撮影が目的です。空撮は天候に大きく左右されるため十分な予備日を確保していましたが、この時は天候にも恵まれ、1日で無事に終了しました。

門司のホテルに滞在していたので、撮影の合間にレトロな建物で有名な街を散策しました。僕には珍しい街撮影です。天候にも恵まれ、最高の撮影日和。カメラを抱えて散歩気分で撮影を楽しみました。

Z8 + NIKKOR Z 14-30mm f/4 S

まずは有名な門司駅。大正から昭和にかけて、船舶が物流の主役だった時代の名残を感じさせる、実に美しいフォルムの駅舎です。今でも威厳のある姿を保っています。風景写真家のイメージが強い僕ですが、実は建築写真を撮るのも好きです。神社仏閣やホテルなどの宿泊施設の撮影もよくしているので、場数も踏んでいます。

建物の写真では以前、水平出しに大変気を使いシフトレンズを多用していましたが、今は現像で補正することが多くなりました。威厳のある安定感のある画作りには、水平を保つことが大切です。
駅舎の撮影では、見事な噴水を表現するために速いシャッタースピードを使いました。

Z8 + NIKKOR Z 24-120 f/4 S

立派な大阪商船の建築物は、PLフィルターで反射や色の濃さを調整し、青空が映えるレトロなビルの姿を狙って撮影しています。

Z8 + NIKKOR Z 14-30mm f/4 S

ホームでは時間が止まったような瞬間をノスタルジックに撮影しました。

かつての繁栄の声が聞こえてくるようです。次はライトアップした門司の街を撮影したいと思っています。

晴天の下で見る門司のレトロな建築は、歴史の重みと端正なフォルムが青空に映えてとても印象的ですね😊(ニッコールクラブ事務局)
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