会報誌・読みもの

三好先生の撮影日記<Vol.30>神奈川県 曽我梅林

今年も「暖冬」との予報もありましたが、けっこう寒い日が続いていますね。皆さま元気にお過ごしでしょうか。
そうはいっても、2月になれば「春遠からじ」という気分になります。写真愛好家には、そろそろ梅のシーズン到来です。今月は、昨年撮影した小田原の曽我梅林をご紹介します。
ここは、梅林から富士山を拝める絶景スポット。東京近郊の方には行きやすい場所です。
1枚目は、枝垂れ梅の真ん中に富士山が望める構図です。下からレフ板を使って梅を明るく照らしてみました。超ワイドレンズを使い、梅の枝の広がりを強調しています。梅の鮮やかなピンクと青空との対比も魅力です。右下に民家があるので、梅の花でカバーする小技も使っています。

Z8 +NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

2枚目は、富士山を主役にした写真です。背景の青空はPLフィルターを使わず、ハーフNDを使って均一感を出してみました。梅のいきいきとした生命感と、富士山の存在感。日本画を仕上げたような気分になりました。

Z8 +NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

3枚目は、浮世絵を意識して撮影しました。歌川広重の「亀戸梅屋舗」を思い浮かべ、この見事な枝振りを主役に据えました。

Z8 + NIKKOR Z 14-30mm f/4 S

昨年はドラマで蔦屋重三郎が主役となり、浮世絵にもスポットが当たりましたが、浮世絵は本当に写真の構図の参考になると思っています。常日頃から浮世絵をよく見ています。

歌川広重《名所江戸百景 亀戸梅屋舗》
東京富士美術館蔵 「東京富士美術館収蔵品データベース」収録

この時は人出が多かったので、人がいなくなるのをひたすら待って撮影しました。エレベーター付きの三脚を用意し、高さを微調整しながら切り取った一枚です。蔦屋に「よ!今、広重!」と声を掛けてもらえるでしょうか。

色彩豊かな梅の花と雄大な富士山が調和し、日本らしい風情が感じられます。🫡美しいですね...
皆さまは普段構図の参考にしているものはありますか?ぜひコメントで教えてください!
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1 件の返信 (新着順)

構図の参考には、アドバイザーの先生方の作品やPHOTO HUBに投稿されている様々な作品を拝見させていただいてインスピレーションを得ています。
後は、三好先生も仰っていますが、様々な絵画などを構図の参考にしています。
例えば街角風景ならエドワード・ホッパー、風景ならハドソン・リバー派の絵や北斎を参考にさせていただいています。曽我梅林は何度か行ったことがあるので、ちょっと行ってみようと思いました。