写真を言語化してみるシリーズ
■何に反応して撮影した?
残雪の鳥海山に「種まきじいさん」と呼ばれる雪形が出てきた。
ちょうど田おこしをしているトラクターがあり、種まきのコラボレーションを撮影した。
■どこに価値観を見出した?
タネを撒く時期にタネを撒く。当たり前のことかもしれないけど、確かに脈々と受け継がれてきた。気候変動で雪が少なくなってきていて、種まきや刈り取りの時期はずれるかもしれない。ここ10年で雪の変化はとても大きいものだと感じている。
そうした当たり前の生活がいつまでも続くことを願っていて、これから10年先もこの写真が特別なものではなく、「当たり前」で居続けていてほしいという願いを込めた。
■なぜこの構成か
鳥海山の種まき爺さん、種まき婆さんは庄内の人たちにとっては山からの田植えのメッセージである。ちょうどその雪形がでてきた時期に田おこしのトラクターが重なってきたら撮っておきたくなる一枚である。
各地に雪形による田植えの知らせはよく聞くことができるが、庄内では種まき爺さんである。
■撮影情報
ニコンZ6Ⅲ・Nikkor Z 24-70/f4S
1/40秒・f16・ISO100