メンバーズ・フォト

凛とした淑女

プロを目指して写真を本格的に撮り始めて1年。

当初から意識しているのは再現性。

写真の基礎(構図、露出、4辺4角等)と言語化。
20代から写真業界に関わり、47歳の遅咲きからの狂い咲きを目指している中でたくさん寄り道をしているほどの人生に余力がないので、一球入魂ならぬ一写入魂するには再現性を高めることが重要だと思っている。

スポーツでよく言われる「心技体」写真に当てはめてみると
体:健康
技:写真技術
心:伝えたいこと、価値観等の内面
となるのではないかと思い、写真心技体・心の部分を鍛錬するためにnoteを活用してみようと思った。

言語化にあたり、雑誌フォトコン2026年6月号の栄馬先生のコラムから言語化する題材を利用させていただいた。

■何に反応して撮影した?

日本一の豪雪地帯でもある山形県西川町のブナ。
くの字に折れ曲がった幹に枝先にあるコブ。
美しさと逞しさの共演に心を奪われた。

■どこに価値観を見出した?

通常ブナはまっすぐに伸びるものだが、雪の重みで折れたりすると曲がったりコブができたりする様子はまさに骨折と同じ。
樹齢200年弱くらいと思われるブナだったが、妖艶な立ち姿の背景には2世紀近く毎年雪に埋もれながら、あたかも逞しくも気取られない淑女の意地を感じた。

■なぜこの構成か

腰をしなやかにくねらせて立つ淑女な感じを表現したく、幹の曲がりにフォーカスした構図とした。さながら淑女の左腕のように当たる枝のコブすらアクセサリーとなっており、新緑を纏うことで一見すると爽やかなセレブ淑女のようになるようにした。
一方で、ブナの成長過程を知る自然派からすると雪に耐えてきた華やかさの裏側を垣間見ることができる二段構成の作品とした。

■撮影情報
ニコンZ6Ⅲ・Nikkor Z 24-70/f4S
1/25秒・f16・ISO800
三脚

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