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【イベントレポート】9/21 ステップアップサークル オンラインセミナー

ステップアップサークル オンラインセミナー
お題「はじめてのマイクロレンズ!テーブルフォトを撮影してみよう!in大阪」

作品講評

9月21日(日)10時より、ステップアップオンラインセミナーを開催しました。今回のオンラインセミナーの内容は、8月17日(日)に行われたワークショップ「はじめてのマイクロレンズ!テーブルフォトを撮影してみよう!in大阪」の作品講評でした。

こちらでは、講評の一部をご紹介したいと思います。

 やすひろさん:水滴の中の花

『いいですね!背景の黄色のガーベラと手前のクリーム色のガーベラ、1対1で構図を組んでいる。背景も手前も滑らかにボケているのに対して、水滴の中の小さなガーベラにしっかりとピントが合っている。ここまで小さな水滴なので画面の中央寄りに配置してあげることにより、水滴が主張されるような構図になっているところも素敵だなと思います。想像力が膨らむ写真ですよね。手持ちでこれだけ撮れたのであれば、ぜひご自宅とかでも三脚を活用しながら、更にこだわり抜いて撮影していただきたいなと思います。』

kazさん:街を見ていた午後

『この作品は、他にいらっしゃらなかったですね。手前の造花と奥の写り込みがとても綺麗です。限られた環境の中で、こういった撮り方かあったか、と。お花の茎の曲線を上手くいかして構図を組んでいることにより、とても柔和な優しい世界観を作り出すことができているなと思います。額縁構図にあたいするものかと思いますが、短辺と長辺を造花で満たしたことにより、その奥に見える景色がしっかりと主役としてひきたつような構図になっている。色の作り出し方も美しい水色が涼やかな印象の作品になっていると思いました。綺麗ですね。映り込みのボケ感の出し方というのを、絞りの数値にこだわって撮影されたのではないかと思います。お見事ですね!』

ゆきだるま:無題

『上の作品は、ビビッド。下の作品はニュートラルで撮影されていますね。(ピクチャーコントロール)上のお写真は、敢えて少し暗めでシックな印象で撮影されていることによって、奥の景色の黄色が更に際立つ絵作りになっている。ビビッドで赤色撮影、露出明るく撮影すると、赤のグラデーションがなかなか感じ取れない場合があったりしますが、上の作品は露出を下げているのでグラデーションがしっかり出ている。逆に、下の作品のようにサイドから光あたっていて明るく撮影する時には、ピクチャーコントロールをニュートラルにして、この赤い花びらのグラデーションが上手く作り出せるような絵作りにしている。素晴らしいですね!水滴の位置も、中央ではなく少し右にずらしていることによって、花びらの形を上手く活かしながら撮影されていることで、水滴の繊細さがより出ていると思います。』

 終盤には、以下のNX studioを使用した簡単な編集を教えてくださいました。

左上:逆光よりで撮ったショートケーキ、編集前
右上:アクティブDライティングを少し効かせ、シャドー部分を少し明るくする。カラーコントロー
ポイントを使用して、いちごの色も明るくなるように調整。
左下:自動レタッチブラシツールを使用し、クリームの欠けを調整。
右下:自然な明るさで作品が完成

秋山先生
『テーブルフォトは、出会いではなくてアイデア勝負。皆さんの工夫が光っている作品を見ていると、すごく刺激をいただきました。同じ物を同じ時間に撮っているのに、ここまで撮り方が変わってくるという面白さがあるし、テーブルフォトに取り組むことによって、いろいろな角度から物を見てみよう、いろんな撮り方にチャレンジしてみようという意欲に繋がり、皆さんが普段撮られている被写体に向き合った時に、それを活かしたりもできると思います。』

秋山先生、1枚1枚丁寧に講評をしていただきありがとうございました。

ワークショップにご参加いただいた皆さま、作品投稿をありがとうございました。


ステップアップサークル今後の予定

オンラインセミナー
お題『私のお悩み写真』作品講評
日時:2025年10月16日(木)19:00 ~ 21:00

 

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