
【イベントレポート】4/20 風景 サークル オンラインセミナー
風景サークル オンラインセミナー「三好和義先生と撮る 世界遺産!三重・鬼ヶ城」の作品講評 |
4月20日(日)風景サークルのオンラインセミナーを開催しました。今回は3月22日に開催した風景サークルのワークショップ「三好和義先生と撮る 世界遺産!三重・鬼ヶ城」の作品講評です。このワークショップで撮影された作品を1作品1作品丁寧に三好先生に講評いただきました。今回はその中で寄せられた質問を中心にご紹介いたします。
山育ちさんの作品はコチラ

ワークショップにご参加いただいた山育ちさんは、今回初めてPLフィルターを使用されたようで、三好先生に直接ご指導をいただきながら撮影をされていたのが印象的でした。その中でPLフィルターについて改めてアドバイスをいただけました。
Q.PLフィルターの使用法について
A.「PLフィルターを使う際は、回転させながらどこが良く効くか、必ず反射を確認します。効いたところが良いとも限らないんですよね。半分効かせるとか、この景色の時は、PLが無い方が本当はキラキラした感じが出てよかったりするので、PLあり、なしで比べながら撮ってます。フィルムの時代は風景写真には、流行りだったのか、PLフィルターをどんな時にでも付けないといけない風潮がありました。今は後で編集が出来るので、キラキラした感じをPLフィルターでどこまで活かす作品にするなどの考え方が変わってきたんじゃないかと思っています。」と仰っていました。撮影する環境に合わせてPLフィルターを使いこなしたいですね。
Potsdam (Takeshi Shoji)さんの作品はこちら

講評中に、作品作りにおいて大変重要セレクトに対する質問があり、三好先生に回答いただきました。
Q.セレクトをされる際は、撮影後すぐ選ばれるのか、それとも日を置いて選びますか?
A.「撮ったその日の内に選んでRAWから現像までやります。次の日に同じ場所で撮影を行う場合は特にやります。もちろん全く同じ気象条件にはならないけれど、次の日参考にするためと、気持ちの面で撮れていたという満足感を得るために、その日のうちに選びます。フィルムの時代では出来なかったことなので、デジタルの面でそれが出来るので良いですよね。朝早くに撮ったらお昼には見ますよ。撮ってすぐ見たいって気持ちが次どう撮ろうかっていう気持ちに繋がるっていう意味もありますし、更に帰ってからもう一回見直してこれで良かったっていう確認と、細かい調整を行います。特定のフォルダに現像後の作品を入れて後日見返す際もそこから見ます。」
予習や復習は重要ですね。撮影後の確認の多さやモチベーション維持のための努力、そして確認作業の積み重ねを通じて、作品に触れる時間を多く取ることで、三好先生の繊細な作品が生み出されているのだと感じました。
最後に三好先生の作品をご覧ください
【三重県 鬼ヶ城】


【和歌山県 橋杭岩】

【静岡県 白糸の滝】※次回の風景ワークショップの撮影地

〇風景サークル オンラインセミナー〇
「三好和義先生と撮る 静岡・白糸の滝」の作品講評
日時 2025年6月29日(日) 19:00 ~ 20:30
